第1回病害虫観察 ごま色斑点病

作業現場で目にした庭木の病害虫を紹介していきます。

第1回はレッドロビンのごま色斑点病について。
生垣などで多く使われるレッドロビンですが、
この樹木は「ごま色斑点病」という病気によくかかります。
症状は葉に淡褐色の円形や不整形の斑点を多数生じ、
斑点の周囲は赤黒く、中心は白灰色っぽい感じになります。
症状が進行すると早期落葉や枝枯れをおこし枯死に至ります。
治療は病斑の出ている葉や落ち葉をできるだけ除去し、
ベンレート水和剤やトップジンM水和剤などを散布します。
症状が進行すると完治させることが難しいので発病初期の
処置が大切です。

この症状をおこす病原菌はEntomosporium mesupiliという
不完全菌類で病斑の部分を拡大すると小黒点が散在しています。
これが分生子(胞子)で雨滴で飛散し伝染していきます。
この部分をかきとって顕微鏡で観察してみると、昆虫~マウス型
の特徴的な分生子が確認できます。

病徴

病斑上の小黒点

分生子