第6回病害虫観察 紫かび病

シラカシの紫かび病です。
紫かび病はうどんこ病菌の一種で
葉表はうどんこをまぶしたような白粉状の
菌叢を生じ、夏前には葉裏に灰褐色~紫褐色で
ビロード状の菌叢が目立つようになります。

葉表の白粉状の菌叢

葉裏の紫褐色の菌叢

白粉状の菌叢を拡大してみると微小な閉子嚢殻が
多く見られます。

白粉状にできた閉子嚢殻

紫褐色の菌叢は拡大するとビロード状。

ビロード状の菌叢(拡大)

葉表にできた閉子嚢殻を顕微鏡で観察してみました。
閉子嚢殻は暗褐色で丸い形をしています。

閉子嚢殻の顕微鏡観察

閉子嚢殻の大きさは60~80㎛程度。
この中に内壁に囲まれた子嚢が入っています。

閉子嚢殻の拡大(1目盛10㎛)

この子嚢から出た分生子(胞子)は風によって伝染し、
展葉間もない若い葉のみに感染します。