カミキリムシ(横浜市)

年間管理をさせていただいているマンションのアカシデにいたゴマダラカミキリ。

ゴマダラカミキリ

カミキリムシの成虫は樹皮をかじって食害し、幹や枝に産卵します。
卵からかえった幼虫は幹や枝の中を加害する、テッポウムシと呼ばれています。
加害されると幹や枝からヤニや木くずが出てきます。
いろいろな樹種に被害を出すやっかいなカミキリムシです。

成虫の見た目はかっこいいので
子どもの頃はカミキリムシを見つけると
「わぁ~カミキリムシ♪」だったのに。

気がついた時には被害が大きくなっている事が多いので
見つけたら早めに対処しましょう。

食害した痕

2021年6月26日 | カテゴリー : UEKIYA | 投稿者 : wpmaster

幹から木くず(藤沢市)

「ヤマボウシの幹から木くずが出ている」とのお問い合わせをいただき現地で確認・処置をおこないました。
幹には多数の穴があって、木くずや樹液が出ています。
原因は穿孔性害虫による被害。
どうやらカミキリムシの様です。
カミキリムシの幼虫は幹の中を食い荒らし、被害が大きくなると木が枯れてしまう事もあります。

幹の被害

防除は薬剤を穴の中に注入し、幹の中にいる虫を駆除します。
薬剤を注入すると、糸くずよりも小さな幼虫が出てきました。

穴から出てきた幼虫

穴の中の虫は薬剤が当たれば駆除できますが、当たらないこともあります。
また、穴が小さすぎて薬剤が注入できないものもあります。
今回は見つけられるすべての穴に薬剤を注入し、浸透移行性の薬剤を幹に散布しました。

今回使用した注入するタイプの薬剤はホームセンターでも売っているものですので
お客様には、注入した薬剤の紹介、使用方法と注入する際のコツをご説明させていただきました。

2021年6月17日 | カテゴリー : UEKIYA | 投稿者 : wpmaster